私はベジタリアンの食事を20年間続けてきました
その時は今ほど環境問題は叫ばれてはいなく
ただ動物愛護という視点からそうしていた人がほとんどでした
私はというと
有り余るエネルギー、
つまり自我を無くしたいと思ったのが始めるきっかけでした
実際、生物学的には代謝を小さくすると言われて
怒りというエネルギーや誰かを気にするという
エネルギーは確かに小さくなっていきました
だけどつい最近そのベジタリアンをやめました
北海道にしばらく移住していてその時に寒さで
身体がついていかなくなったのです
−20度の極寒では野菜や身体的能力では立ち向かえませんでした
その後、インドのダラムサラーやフィリピンなど
貧しい国を旅をして行く中で
食べないという行為が段々と不自然に思えてきました
その時の私は
出されたもの、もしくはたまたま混入していた肉でさえ拒否していたので
その行為は
食べ物に恵まれたセレブのような態度に
感じられるようになってきてしまったのです
自然発生的なベジタリアンという選択ではなく
結果的に
こだわりという
自我を強める方向へと
向かっていたのです
現在は肉をやめた時のような
食べ物からの影響を感じることは
さほどありません
それ以上に
自分の感情を無くしていくことの方が
必要なことだと思っているからです