7 September 2021

ベジタリアンの20年

 



私はベジタリアンの食事を20年間続けてきました

その時は今ほど環境問題は叫ばれてはいなく

ただ動物愛護という視点からそうしていた人がほとんどでした

私はというと

有り余るエネルギー、

つまり自我を無くしたいと思ったのが始めるきっかけでした


実際、生物学的には代謝を小さくすると言われて

怒りというエネルギーや誰かを気にするという

エネルギーは確かに小さくなっていきました


だけどつい最近そのベジタリアンをやめました

北海道にしばらく移住していてその時に寒さで

身体がついていかなくなったのです

−20度の極寒では野菜や身体的能力では立ち向かえませんでした

その後、インドのダラムサラーやフィリピンなど

貧しい国を旅をして行く中で

食べないという行為が段々と不自然に思えてきました


その時の私は

出されたもの、もしくはたまたま混入していた肉でさえ拒否していたので

その行為は

食べ物に恵まれたセレブのような態度に

感じられるようになってきてしまったのです


自然発生的なベジタリアンという選択ではなく

結果的に

こだわりという

自我を強める方向へと

向かっていたのです


現在は肉をやめた時のような

食べ物からの影響を感じることは

さほどありません

それ以上に

自分の感情を無くしていくことの方が

必要なことだと思っているからです

6 September 2021

引き寄せの法則をやめた時




 コロナ禍でたくさんの方が苦境に陥っていると思います

わたしもその一人で苦しい日々を過ごしています

でも、SNSを見ていると

誰もが華やかで輝かしく投稿をし

まるでわたしだけが取り残されているかのような気分にさせられます。


ある時、やはりご家族で自営業をされている友人と

偶然出会いお互いを励まし

そして別れの時、彼らのもう何年使っているだろう

ボロボロの車を見た時

わたしはふと

みんな誰しも幸せになりたくて生きているんだと

心の底からそう思いました

だからわたしはそこからどんなに苦しくても

引き寄せて誰かから何かを奪ってしまうことを

やめようと決意しました

そして今も苦しい時は続いていますが

偶然なんて何ひとつなく

全て起こることは私にとって必要なことであって

何処にも何にも執着せず

それをどう受け入れて行くかということの方が

必要なことだと思い

自分を抑圧することなく

行動することなく

目の前にやってきたことを

誠実に行為しながら

それを心にいつも留めています

そしていつもこう思うのです

この世はすべて相対的で

苦があれば楽があるし

幸があれば不幸がある

無人島に48年間一人で住み続けている方の

ドキュメンタリーを思い出し

3ヶ月間魚が獲れず

まともなものを食べていない

自然はいつも変化していて思い通りにはなりません

私たちの人生もそれと同じように思います

思い通りになるよう奮闘し勝ち取ろうとしたって

結局どこかで不自然さが生まれてきます

それが今の地球です

ただありのままを受け容れ容認し

何もせずあるがままに見守る

今まさに私は現実と向き合いそれを

実践しています