10 May 2016

インド part11

コーチンから飛行機で一旦デリーへ
このデリー滞在で大きなハプニングとミラクルな出会いが訪れます。
それは地下鉄でグルガオンとゆうデリーの新しくできたハイソな街を見物しようと出掛けたところ途中、携帯電話がなくなってしまったんです。もちろんどこで無くしたかなんて分からないし当然盗まれた可能性だってあります。
海外で携帯電話を無くすと先行きに不安をもの凄く感じるものです。
ひと昔はそこら中に国際電話が通話できる電話機があったのですがこの5年で携帯電話の普及率が上がり国際電話なぞ見る影もなくなりました。なので、万が一何かあった時の日本とのコンタクトがなくなってしまったとゆう恐怖と、ガイドブックは持ち合わせていたものの色んな情報は携帯電話のインターネットを頼っていたため(ホテルのブッキングなど)に窮地に陥った状況になってしまいました。
警察に行き経緯を説明しレポートは書いてもらいましたが、もちろん携帯は見つからないまま。帰りの足取りがもの凄く重いまま一旦ホテルへ。
すると何故か毎回インドに行く度にリシケシで出会うスワミ(修行僧)が!しかも首都デリーで。しかも宿泊中のホテルの前で。
どんより気分のミラクルです。
実はわたしの全てを変えてしまった最初のインドで知り合った友人にこの旅の中で3人にも偶然出会ってるんです。
それって何か重要な意味を持っているような気持ちにさせます。
実は先にも話したティルバンナマライでアルナーチャラ山で瞑想中にシヴァ神がわたしの脳裏にドカーンと現れ出てきたんです。
アルナーチャラはシヴァ神が降り立った山と伝えられているのですが、
シヴァ神は破壊のシンボルでもあって、それはオームの言葉の意味の中のひとつ、創造、維持、破壊というものでもあります。世の中のすべてもこの3つで成り立っているわけなんですが...
毎度インドに行くときは、わたしにとって大きな意味を持つことが多く、今回も破壊、つまり新しいことの始まりを予感させて仕方ないシチュエーションがシヴァ神やこの出会いにありました。
偶然あったスワミ、とデリーの安宿街パパルガンジのどう考えても1人だと入ることがない、ここに入った初めての外国人ではないだろうかと思わんばかりのアシュラムへ行き、
スワミとグルジ(僧)と何故かタクシードライバーとわたしでスピリチャルな話やチャンティー(聖歌)を歌ったりしながら、インド人の本質にある信仰心を共有することができましたし、わたしにとって何かが揺れ動いた瞬間でもありました。
そして、そのことは後に携帯と引き換えに大きなモノを得たような出来事でもありました。








6 May 2016

インド part10

アレッピーから世界的に有名な抱擁のグル、アンマのアシュラムへ向かおうと思いました。彼女がいる可能性が高かったのですが、あまりにも世界的に有名で忙しくわたしの思い描く彼女のグルとしての像とは異なるような気がし会いに行くのを止めました。
実はこの前に偶然のように渡印の度に出会う修行僧に今回もデリーで偶然出会いデリーのパハルガンジの小さなアシュラムで神についての話で盛上がった時にグルは夫であり子どもであると言われとても納得したのも、アンマに会いに行かなかった要因でもありました。
なので、アレッピから今度はバスでコーチンへ、そこから更にボートでフォートコーチンに向いました。
フォートコーチンはインドの中でもかなりハイソな都市でキリスト教且つポルトガルに統治されていた歴史もあるだけに他のインドの都市とは似ても似つかぬヨーロッパの街並みのようでした。ホテルからレストランまでとてもオシャレで味も本当に美味しく、インドで初めてとても美味しいと思う料理に出会いました。
ここはカタカリとゆう古典舞踊も有名でインドの歴史を踊りや音楽を通して垣間見ることができます。







ここでホテルの受付けの少年との他愛もない会話からこんな話に発展します。
彼は現在28歳でとても貧しく11歳から働いていて働いたお金をほとんど両親に渡し続けています。お姉さんが2人いるのだけれども、インドの古いしきたりでダウリとゆうものがあります。ダウリとは女性が結婚する時に女性側の両親がお婿さんに持参金を渡さなければいけないとゆうもので日本円にして約200万円程だそうです。それを払う為に彼はずっと働き続けていてこれからも両親にそのお金を渡すつもりでいるそうです。
インドも先にも話した通り経済発展が著しく、彼の家も最近になりようやく貧しさから抜け出せたそうです。
けれども、経済発展と同時に様々な世界中の情報が若者たちにも入ってきます。
彼は毎日同じ生活の繰り返しでとてもつまらないし、何をするにも周りの目が厳しく特別なことをしたら何を言われるかわからない。恋愛も許嫁としか結婚できず、逃げ出したいけど逃げ出す術がないと。
インドは超人口過密都市で都会以外は意外にも日本の田舎のような協調性がないと生きられない部分を持ち合わせています。
経済発展の裏に若者の気持ちの空虚さがとても哀しく、と同時に自分と照らし合わせ、彼と私たちの価値観の歩み寄れない部分を目の当たりにさせられました。









2 May 2016

インド part9

ヴァルカラからバイクタクシーに乗り、コッラムへそこから更にバスに乗り換えハウスボートクルーズで有名なアレッピーへ。
ここでは180年前に建てられたヘリテージホテルに宿泊しました。

もちろんこの場所の目的はハウスボート。船を一台貸切、水郷地帯をクルーズするとゆうもの。





アレッピの生活が舟から垣間見ることができます。更に小さい舟に乗り換え狭い道にも向いました。

途中降りた田舎町のゆっくりと流れる時間を感じそこに住む人々との交流はとても貴重な体験となりました。